今日から12月だなんて…。
吉田 珠姫
二見書房
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流石にもう画質悪すぎて何がなんだか分からなかったので
アマゾンさんのリンクを貼る事にしました。
こっちの方が見やすいし分かり易いですね。
―あらすじ―家族と離れ田舎で暮らしていた文人は祖父母の死をきっかけに実家へ帰郷。
文人の帰りを歓迎する弟の達也。
しかし達也の子供のようなスキンシップと言動に文人は不安を覚え・・・。
感想マジキチ「鬼畜」と随分直球なタイトルです。
鬼畜って言うと某ゲームのキャラクターのように
クールな攻めがスタイリッシュに受けをベットに連れ込んで
恥かしいプレイでごにょごにょですが、この小説の攻めは少し違います。
攻めの達也は外見は格好いいですが
キチ○イだった。カッコイイ攻めが見たい人には向いていません。
言動は高校生とは思えないほど幼く明るい達也。
しかしどこか不気味というか気味の悪さが滲み出ているキャラでした。
続きは
鬼畜のネタバレ感想と4コマです。
右下の[つづきはこちら]からどうぞ。

ココから続き
まあこの達也が完全にキ○ガイですわ。
今まで両親と暮らす達也と離れて、祖父母と暮らしていた文人。
文人と一緒に居たいがため祖父母を殺め祖父母宅を放火。
実家に戻った文人とヤるため、家で一番権力を握っている母親を利用。
しかし後に母親もあぼん。
他にも電車内だのボヤ騒ぎ起こしたり、ぶっ飛んでますこの攻め。
電車内で騒いでいたJKも黙り込むレベル。
攻めの特殊なコミュ力(?)で周りを固められ
逃げ道が無くなる悲惨な受けなシチュ満載で大変萌えました。
攻めの達也の怖さと気味悪さとそれに嫌悪する受けの文人の構図は
苦手な人が多そうですが私にはドストライクでした。
でも達也以上に、何も言わないしない文人もどうなのさとツッコミたくなったり。
ちょっとは反論しようよ、逃げ道もわずかだけどあるじゃん!と。
まあ、何も出来なくなるくらい達也に恐怖したり
現実逃避したくなるのも分かりますが。
個人的にもうちょっと逃げてほしかったな~と思ったり。
しかし挿絵の文人はエロかった。
この絵師さん感じている受けを描くのが上手いですね。
前半~中盤までは「おいおい…」と突っ込みつつも、なんだかんだで萌えました。
しかし後半は父親も参加します。
兄弟までは禁断萌えでしたが、父子は苦手で駄目でした。残念…。
たぶん外見のせいもあると思います。
BLに登場してカプになる父親キャラはイケメンだったり、年齢より若かったりしますが
この小説では普通のお父さんな外見なんですよね。
それに彼女とも無理やり別れさせ、祖父母殺すくらい執着していたのに
父親にはあっさりやらせちゃうのも残念でした。
お金なら遺産があるし、母親を殺せるほど親に情もあった訳でもないだろうし
最後まで執着を貫いてほしかったなと思ったのが本音です。
しかし「唯一味方だと思っていた父親まで…」
と言う文人の絶望感&堕ちるための描写には逸材だと思います。
背徳感も増しますから禁断萌えにはもってこいです。
文人の叫びは読んでいるこっちも辛くなってくるものがありますね。
達也ってBLゲームで近いキャラと言ったらスイプの善弥かな?
でもなんか違う…。
こんなBL増えてほしい所ですが、アマゾンでもレビューが割れてるようなので
冒険する出版社は少ないかもしれませんね…。
作者の後書きによると何回か断られたそうです。
あれな攻めが見たい人はどうぞ!
アマゾンさんでも見本が見られます。




達也「もう持ってるし」
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