寒い～・・・、暖かかったのにいきなり冷えましたね。
部屋がなかなか温まらなくて凍えています。
心交社 (2012-01-01)
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―あらすじ―
子供の頃の記憶のない主人公、須田(受け)は
一人暮らしを始めてから毎晩のように悪夢にうなされていた。
大学で友人も作らない須田に明るく話しかけてきた寺岡(攻め)。
寺岡は子供の頃の須田を知っているようで、何かと構ってくるようになる。
最初は鬱陶しく感じてが、次第に寺岡の優しさに流される須田。
しかし須田の無くした記憶で二人の関係が次第に変わっていく・・・。
感想デイパック大活躍。
こちらも健気な優しい攻めとひねくれた性格の受けのお話です。
ここまで捻くれてしまった須田と
やけに須田に優しい寺岡にもちゃんと理由があります。
この重い雰囲気と優しいけど執着気味な寺岡、
後半に出てるくデレの須田に大変萌えました。
読んだ後に気づいたんですが、
あの日、校舎の階段でと同じ作者様でした！
この方の書かれる雰囲気が好みのようです。
続きはクライ、くらい夜の終わりにネタバレ感想です。
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前の方でも書きましたが今回の攻めもとても優しいキャラです。
一人でいる須田をとにかく気にかけ、お金の無い時は食事をおごったり
何日もマンションに泊まらせたり。
親切にする理由は、寺岡が須田に好意を寄せているだけじゃありません。
昔、寺岡は須田に酷い事をした償いの意味もあったんですね。
今の人の良い寺岡からは考えられません。
いじめに限らないけど昔あの人に酷い事を言ってしまった
あの時謝っておけば良かったって事はありますよね。
その点では寺岡に共感してしまうし、
許せない事をした相手を憎く思ってしまう須田の気持ちも分かります。
寺岡達が須田にした事は簡単に許される事じゃないし
憎まれるのは仕方のない事ですよね。
一番悪いのはあのホームレスでしょうけど…。
記憶を取り戻した須田は仕返しにと、大量の慰謝料を寺岡から貰い始めます。
慰謝料のために持っている高価なものを全て売り払い
バイトを掛け持ちして働き疲弊していく寺岡が見ていられませんでした・・・。
あまりの寺岡の変わり様に勿論須田も罪悪感を覚えますが、何も言えず。
そのあたりからはさっさとお金返せばいいのに
何どもってるんだよ！とイライラしてしまいました。
お金を返してしまえばこの関係は終わってしまうというツンデレな須田、というヲチですが。
須田ももう寺岡が居ないと駄目になってしまったんですね。
しかし大学内で寺岡を避けていた時、
トイレで須田が寺岡に抱きしめらるシーンは萌えました。ヤンデレ的な意味で。
個室に連れ込まれててっきりそのままされるんだと思ったら
記憶がフラッシュバックして発作起こす須田・・・。
ここ、普通BLなら流される所じゃないの！
まあトラウマ思い出しちゃったから仕方ないね。
そんな事言って体は正直云々な俺様系攻めにはなれない寺岡ヘタレ可愛い。
ちなみにこれを購入した時に後日談の載ったペーパーが付いて来ました。
こういうサービスはとても嬉しいですね！
あれから須田は寺岡の部屋で仲良く同性、じゃなくて同棲しているようです。
しかしお姉さんはどうなったんだろう？
この作者、佐田三季さんの新刊
彼は死者の声を聞く (ショコラ文庫)も購入予定です。
3月は好きな作者様の本が沢山発売されてウキウキしております。
今週中に買いに行きます、執着系だといいなあ。
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